すでに報道等がなされていますが、本年2/4、福島原発事故被害救済九州訴訟(九州避難者訴訟)の控訴審の判決言渡しが福岡高等裁判所であり、弁護団の一員として参加している当法人からも、弁護士に加え、職員複数で傍聴しました。
本件訴訟の経過については、当ホームページにおいても随時、ご報告差し上げているところですが、本件訴訟は、福島第一原発事故によって、住み慣れた地からの避難を余儀なくされ、遠く離れた九州にまで避難して来られた方々が、国と電力会社に対して損害賠償を求めた訴訟の控訴審です。
いきなりの衆議院解散・総選挙と街なかは慌ただしい時期ではありましたが、判決当日の高裁大法廷は、避難者と支援者の皆さん、そして多くの市民の傍聴で埋めつくされており、この裁判に対する関心の高さを感じました。
判決は、一審判決に続き、国の責任は認めない、一審で認容されたわずかとも言える電力会社の賠償総額についてさらに減額するという内容で、避難者の皆さんとしては、到底、納得できないものでした。
なお、判決後の原告団総会において、本件控訴審判決は到底、容認できないとして、最高裁への上告が決議されています。
地元紙に毎月、福岡市出身の音楽プロデューサーのコラムが掲載されており、それを毎月、楽しみにしています。複数の著名ミュージシャンのプロデュースを手がけている方ですが、音楽活動の傍ら、国内外の様々な問題に対して発信をしています。
このコラムの最後、「小さな声が届かない社会にこそ、声を上げる意味がある。問われているのは、沈黙か責任かーぼくは後者を選びたい。」と締めくくられていて、今回の判決とも重ねて、法律に携わる一員として、出来ることは限られているものの、いつも市民目線でものごとを考え、「責任」を果たしていきたいと、思いを強くしているところです。
東日本大震災から15年となりますが、粕屋オフィスでは、糟屋郡内の団体・個人と共同で、毎年、この時期に、東日本大震災に関連した上映会活動に取り組んでいます。
本年も3/7(土)にサンレイクかすや(福岡県粕屋町)にて「希望の国」(2012年作品)の上映を予定していますので、会場まで足を運んでいただき、感想等をお聞かせいただけますと幸いです。詳細は、本ブログ別掲の案内を参照ください。
粕屋オフィス 事務局(3.11かすや上映会実行委員会事務局)

