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宗像オフィス

宗像経済新聞★

2021年12月22日、「宗像経済新聞」が設立されたそうです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000091514.html

サイトには「広域宗像圏のビジネス&カルチャーニュースをお届けするインターネットの情報配信サービス」、との説明がありました。また、みんなの経済新聞ネットワークの広域宗像圏の連携サイトだそうです。

サイト名: 宗像経済新聞
URL: https://munakata.keizai.biz/
サイト概要: 広域宗像圏のビジネス&カルチャーニュース

ありがたいことに、1月16日(日)の今聞きたい!「気候危機」INむなかたの開催実行委員会のことも記事に取り上げていただきました!
https://munakata.keizai.biz/headline/42/

今後オンラインだけでなく、イベントやコミュニティ作りなどオフラインにおける活動についても積極的に取り組まれる計画だそうで、これから注目、応援したいなと思いました。

弁護士 小出 真実(宗像オフィス)

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新年のご挨拶(宗像オフィス)

 昨年は地島に出かけてのんびりと美しい海を眺めました。海は生活に欠かせないものですが、沖縄では環境の影響を受けやすいサンゴが気候変動などの要因で死滅しているそうです。気候変動に危機感を覚えるけれどどうしたらいいか分からないという方もおられると思いす。
 1月16日(日)14時から河東コミュニティセンター(宗像市須恵1-4-1)で、気象学者の伊藤久徳さん(九大名誉教授・福岡市科学館元館長)による「今聞きたい!気候危機」が開かれます。環境負荷の少ない生活をしている子育て中のご家族の報告もありますので、学び活かせる1年の良いスタートを切る機会になるといいなと思います。ZOOM参加も可能ですのでご参加ください。詳細は当ホームページ内のお知らせ欄をご覧ください。

弁護士 小出真実


 新年のおめでたい時期ですが、皆さまの生活に多大な影響を与え続けているのが新型コロナウイルス。世界では変異株が発生し続けており、まだまだ収束の目途が立っておりません。
 時代は“ウィズコロナ”であるとうたわれ始めて久しいところ、時代に取り残されぬよう、各自の「ニューノーマル」を日々探求し続けていることかと存じます。従来のやり方が通用しなくなっている時代を乗り越えるにあたり、難しい局面を迎える方々も多くなってくるかと思いますが、そういった際に気軽にご相談いただける身近な立場であれたらと考える次第でございます。

弁護士 北中 茂

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今年を振り返る ~ 一年の計は師走にあり ~

今年も本部オフィスSさんと池永満弁護士のお墓参りに行きました。私たち二人の毎年の恒例行事です。

不思議なことに霊園の周辺だけ雨でした。

お花やお線香の準備、霊園までの道のり、お花を供え周りを清めて手を合わせる。そして帰り路。粛々と行うその一つひとつが、静かに降る雨も相まって神聖な儀式に臨んでいるかのようで、私自身が清められ浄化されました。お参りというより癒されに行っているのかもしれません。

この日は様々なことを考えます。そして今も仕事を続けられることに感謝し、そのことを当たり前と思わず謙虚な気持ちで取り組もうと改めて思うのです。

早いもので今年も残り一ヵ月を切りました。「一年の計は元旦にあり」と言いますが、私にとってはお墓参りのこの日が、その年を振り返り、来る年を思う・・そして健康で過ごせるように祈り、仕事に対する姿勢を正す日となっています。

 

宗像オフィス事務局S

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外国人に対して適切な医療サービスの提供を。

唐突ですが、福岡難民弁護団に所属しています。

その弁護団では、出入国管理局によって収容されている外国人について、本国へ強制送還されてしまうと生命の危機に直面してしまうとして難民申請手続を行って日本に在留することができる許可を求めたり、専門的な治療を施さなければならないことを理由に仮放免申請手続を行って一時的に収容施設からの拘束を解くよう求めたりなど、外国人の支援活動を行っています。

現在も、とある収容施設内で、外国人が適切な治療を受けることができなかったことから、重大な障がいを残してしまったことを理由に国家賠償請求をするという事件に、代理人弁護士として参加しています。

(具体的な説明は避けますが)その事件では、外国人に対して適切な治療を実施しなかったという内容で収容施設長の過失を構成していますが、その事件では、「どのような治療を実施すべきだったのか」「その治療を行っていれば、このような障がいが残ることはなかったのか」という点が問題となっています。

弁護士は法律の専門家であって、医療の専門家ではありません。上記の点を探求するには、医療の専門家である医師の協力が不可欠です。先日、外国人に対して医療サービスを提供することにも尽力されている医師にお会いし、この事件に関して相談することができました。この医師は、医学の知見に深い方であることはもちろん、収容施設内での医療体制の問題についても精通している方でもあり、非常に有益なお話をお聞きすることができました。ご教示いただいたお話を活かして、この事件を良い方向へと進めていきたいと思った次第です。

ところで、この医師より、外国人に対する治療を行うにあたっての悩みについても、お話をうかがうことができました。この医師は、外国人向けに医療面に関する無料相談会を開くという活動を行っており、たくさんの外国人の診察にあたっておられるそうです。その際に悩まれているのが、外国人が経済的に貧しく、適切な医療サービスを受けられない、という問題だそうです。無料相談会を開いて、外国人を診察して、この外国人にはこういった治療が必要だ、というところまでは支援できるのですが、ではその治療を行うための治療費はどうするのかという問題がどうしても残ります。症状を取り除く治療方法はあるのに、お金がなく治療できない、これほど無念なことはありません。

個別の病院が、治療費をもらわずに治療を施すという判断を行うことは、病院経営上採用することはできません。そうしてしまうと病院も破綻してしまいます。困窮する外国人に適切な医療サービスが行き届いていないという問題は、政府の政策レベルでの対応が必要であると感じられました。医師も、弁護士も、困窮する外国人に対して、どのように医療サービス・法的サービスをくまなく提供できるのか、重大な課題が残っています。

宗像オフィス 弁護士 北中茂

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人権セミナーに参加して

去る10月15日にNPO法人九州アドボカシーセンターが開催した人権セミナーにzoom参加しました。今回のテーマは「コロナ禍における雇用脆弱層の実態と弁護士の役割」です。労働審判が年間3500件前後で推移する中、特に今回は長期化するコロナ禍を理由に解雇や内定取り消しを受けた方の事例の紹介でした。

今年2月の人権セミナー「正規労働者と非正規労働者の格差を考える」でも感じましたが、今回も同じく、当事者となられた方の勇気と行動力、それに寄り添い結果を出された弁護士の熱く強い思いに胸を打たれました。自分に置き換え、果たしてここまで頑張れるかと考えました。また弁護士に相談するまでに辿り着かない不安な思いを抱えている人がどれほどいるのかと思うと、それにも心が痛みます。

今回の事例の方々は、現在、希望を持って働いておられます。働く意思のある一人ひとりが力を十分に発揮できる社会になることを願います。

弁護士とは、助けを求める人の足元を照らし、行く先を示す光となることを実感し、相談に来られる方々に寄り添う弁護士を支えられる事務局でありたい、と気持ちを新たにした人権セミナーでした。

宗像オフィス事務局S


~NPO法人九州アドボカシーセンターとは~
人権課題に取り組む弁護士を志す学生を支援するため、法科大学院発足と同時に設立されたNPO法人です。九州アドボカシーセンター主催の弁護士の魅力セミナーは、そのような弁護士、学生向けではありますが、一般向けにも興味深い話題のセミナーを定期的に開催しています。

昨今は、感染拡大防止の観点から、ZOOMでも参加できるようになりましたので、興味のあるセミナーを見つけたら、是非お気軽にご参加ください(参加費不要です)。

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リモートランチ第2弾

8月に引き続き、当法人全体をオンラインで繋いでリモートランチを行いました。

進行はオフィス持ち回りで担当することになっており、10月は宗像オフィスが担当しました。

今回はクイズ大会を企画し、パワーポイントを使って福岡や宗像に関するものから所員に関するクイズまで幅広く出題しました(例えば、「宗像には、宗像サニックスブルースという実業団チームがあります。何のスポーツチームでしょう」(ちなみに正解はラグビーです))。

クイズ大会は大いに盛り上がり(?)他オフィスに宗像のことをさらに知ってもらう良い機会になったと思います。私自身も、宗像や所員の新たな一面を知ることができました。

次回のリモートランチも楽しみです。

 

●宗像オフィスで注文したお弁当:「仕出しふか田」の‘むなかた牛弁当焼肉‘(#宗像エール飯 (muna-tabi.jp)より)

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●パワーポイントを使ってクイズ大会

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宗像オフィス事務局M

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宗像散策~2021年夏

9月に入り、暑さが少し和らいできましたね。

今年の夏は福岡県内で緊急事態宣言が発令されていたので、遠方に出かけられず残念でしたが、そのかわりに近場を散策して観光気分を味わいました。「密集」を避けて出かけた場所をご紹介します。

①勝屋酒造

勝屋酒造さんは、宗像オフィス最寄りのJR赤間駅のお隣、JR教育大前駅から徒歩約10分の距離にあり、「唐津街道赤間宿」の通りにあります。酒蔵に売店が併設されていて日本酒や甘酒が購入できます。

普段、日本酒を飲む機会は少ないですが、限定販売中で、お店の方に勧めていただいた「純米夏酒」に惹かれて購入しました(現在は完売しているようです)。ラベルが夏らしく、また辛口ですっきりとした飲みやすさで美味しかったです。勝屋酒造の日本酒はインターネットでも購入可能ですが、お店の方とやりとりができるのと酒蔵の雰囲気も素敵なので、店頭での購入もお勧めです。酒蔵は予約をすれば見学もできるようでした。毎年2月には酒蔵開きが開催されています。

勝屋酒造のお隣は「赤馬館」で、こちらは観光情報コーナー、お土産処、カフェが併設されており、こちらも素敵なスポットです。

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②地島(じのしま)

宗像の神湊にある渡船ターミナルから市営船「ニューじのしま」で約15分で到着する小さな離島です。泊地区と白浜地区の2つの集落で構成されています。島の名産はめかぶ、わかめ、椿油などで、観光客がたくさん訪れる観光スポットというよりは自然豊かな島です。釣りの絶好ポイントでもあるらしく釣りに来られている方がいました。

もともと船に乗ることが目的だったため、「泊」港に到着して、さて帰りの船の時間までどうしようとなり…目の前にあった地島ふれあい館で休憩がてら島の方に聞いて、教えてもらった近くの親水公園に向かいました。

親水公園そばの海は、透明度が高くきれいで、静かな環境に癒されました。親切な島の方のおかげで、思いがけず素敵な場所にたどり着き楽しい思い出となりました。

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弁護士 小出 真実(宗像オフィス)

 

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理想の最期の迎え方

ここ10年近く身内の看護・介護を続けているため「どう看取るか」ばかり考えてきましたが、最近は自分が「どういう最期を迎えたいか」について考えることも多くなりました。

そんな私がよく開く本が2007年発行、倫理学研究者波多江伸子さん著『さようならを言うための時間』(木星舎)です。

さようならを言うための時間 | 木星舎ホームページ (mokuseisya.com)

北九州の渡橋俊則弁護士の、がん発覚から2006年7月に旅立たれるまでの1年ほどのお話なのですが、重い闘病記というより、渡橋弁護士が最期をホスピスで迎えると選択したことを尊重し支えるご両親や仕事仲間、ご友人たちのお話でもあります。

この本で描かれる渡橋弁護士の、他人を気遣いながらも好きなことをして過ごす姿のなんと魅力的なことか。決して無理せず、周りに集まって来られる同じように優しい方々に囲まれ、自分で選択し自分らしく最期までそこにいらっしゃいました。ボランティアとして支えた波多江さんの、どこまでも優しい文章は、死に向かうお話のはずなのに何故かどこかキラキラしていて不思議と優しい気持ちになります。

もちろん、渡橋弁護士が積極的治療を受けないという選択は、ご自身で調べ尽くし熟考を重ねた結果によるもので、他人が知り得ない苦悩もあったでしょうし簡単な決断でないことは理解しています。それでも読後に穏やかな気持ちになり、不謹慎ではありますが憧れさえ抱く最期の迎え方だと思います。

私にはもう一人、池永満弁護士というお手本もいます。池永弁護士がどう病気と向き合ったかも学んだつもりです。池永弁護士と渡橋弁護士は直方市出身、高校の先輩後輩というほかに共通項が思いつかなかったのですが「自分らしく」というところは同じだなと思います。今の私はこの二人をお手本に最期を迎えられたらと考えています。

私が法律事務所直方オフィスに勤務していた頃、この本の登場人物のお一人であるK弁護士と直方駅で偶然会いました。その日、渡橋弁護士のお父様とお酒を飲んだそうです。亡くなられて数年は経っている頃ですが、交流は続いているのだなと感動したことを覚えています。それもやはり渡橋弁護士のお人柄でしょうし、それを取り巻く素敵な方々が紡ぐ縁だろうと羨ましく思います。

理想の最期を迎えるためには、、当たり前のことですが、まずは何よりも今を大事に丁寧に生きる。暑い夏、お盆を前にそう思います。

 

宗像オフィス事務局S

 

*木星舎では当法人の関係書籍も発行しています。

併せて当法人で取り扱っている書籍のご案内もぜひご覧ください。

http://www.bengoshi-honryu.com/books/index.php

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暑中お見舞い申し上げます(宗像オフィス)

このたびの熱海の土砂災害で被災された皆様、ご関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

毎年続く豪雨災害に、気候危機対策が待ったなしだということを実感します。マイボトルを使う、再エネ電力へ切り替えるなど消費行動を見直しつつ脱炭素型の社会に向けた政策転換を求めていきたいです。コロナが落ち着いたら改めて脱原発、気候危機をテーマにイベントを開きたいと思っています。またこの時期は特に平和を考える時期ですが、宗像では宗像市議会に対して核兵器禁止条約への日本政府の参加を求める意見書を政府及び国会に提出することを求める請願署名活動が行われています。ご賛同頂ける方はぜひ署名いただきたく、事務所までお立ち寄りいただくかお気軽にご連絡ください。

所長弁護士 小 出 真 実

 

暑い日々が続いていますが、コロナウイルスの情勢はいまだ落ち着かず、外出するときにはマスクの着用が欠かせません。マスクを着用しながら屋外を、特に炎天下を歩いていると、着用しているマスクの内部が蒸し暑くて体温が上昇し、頭がクラクラしてしまうこともあります。暑い場所に長時間居続けない、こまめな水分補給を行うなど、皆さま、熱中症には十分にお気を付けください。

日頃、法律相談を承っている際、相談者の方からこんな些細なことを相談しに行ってよかったのかなというお声を耳にすることがあります。他人にとっては取るに足らないことでも、その相談者の方にとっては大変な悩みであると思いますので、お気軽にご相談ください。

弁護士 北 中   茂

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傘の横持ちにご注意

梅雨の時期で、雨が降る日が多くなり、外出の際に傘を持ち歩く機会も多くなっているこの頃ですが、屋内で傘を持ち歩くときに横持ちをしないよう注意が呼びかけられています。

傘の横持ちとは、傘を折りたたんで持ち歩く際に、傘の柄(え)や傘本体の中心部分を握って、傘を地面と平行にして持つことを言います。

歩行するときに腕を振った際、横持ちしている傘の先端が、後方を歩行する他人に突き刺さることによって、他人にケガを負わせる危険性があります。特に、駅など人が込み入った場所や、階段を上り下りするときなど人と人との間隔が狭くなっている場面で、横持ちした傘の先端が他人に突き刺さるという事故が現実に発生しています。

傘の先端は固く尖っているので、それが突き刺さることで他人にケガを負わせた場合、民事責任や刑事責任を問われる可能性があります。すなわち、民事責任としては、ケガを負わせたことにより治療費や通院交通費、慰謝料などの損害が発生した場合、傘を横持ちしてケガを負わせた当事者は不法行為に基づく損害賠償責任を問われる可能性があります。傘の先端が突き刺さった部位によっては重大な後遺障害を残すこともあり、その場合後遺障害に関する慰謝料や逸失利益(後遺障害によって労働能力が減少して将来得られる収入が減少してしまうことに対する賠償)についても賠償しなければならないこともあり、賠償金額が多額にのぼる可能性もあります。

また、刑事責任としては、過失傷害罪に問われる可能性があります。過失傷害罪は、注意義務があったのにその義務を怠った結果、他人を傷害した場合に成立する犯罪です。傘の横持ちの場合に則して言うと、先端が尖っている傘を屋内で持ち歩く際には、その先端が他人に突き刺さらないようにして持つべき注意義務があったのに、他人に傘の先端が突き刺さる可能性の高い横持ちの方法で傘を持ったために、他人にケガを負わせたことで、過失傷害罪が成立する可能性があります。過失傷害罪の法定刑は、30万円以下の罰金又は科料と定められ、他の刑法犯に比べると量刑は軽いものですが、犯罪であることには変わりありません。

このように、傘の横持ちは、民事責任問題・刑事責任問題に発展しかねない危険な行為ですので、傘を持ち歩く際は地面と垂直にして持つようにご注意ください。

弁護士 北中 茂(宗像オフィス)

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