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Monthly Archives: 11月 2020

呑山観音で紅葉狩り~かすや巡り2020

11月中旬頃、紅葉狩りにはちょうどいい季節ですね。
糟屋郡篠栗町には、紅葉狩りで有名な場所があります。
西日本新聞にも写真が出ていましたので、ご存じの方もいるかと思います。
それは、「呑山観音寺(のみやまかんのんじ)」です。

私も行ってきたのですが、紅葉を見に来たお客さんで大変にぎわっておりました。
行った日が日曜日だったこともあって、10時過ぎには駐車場は満車で、山道沿いに車が行列を作って、駐車場の空きを待っている状態でした。
すでに散りつつある場所もありましたが、紅葉も大変綺麗でした!一面に紅葉の赤が広がり、幻想的な風景を見ることができました。

出店も複数出ておりました。カレーライスやぜんざいは本当にいい匂いがして、おいしそうでした。お味噌が有名なのでしょうか、おはぎの横にお味噌も陳列され、販売されていましたが・・・。

家族連れも多く、子供たちもたくさん来ておりました。そういえば、ちょうど七五三の季節でもありますね。

新型コロナウイルスのおかげでどこにも旅行に行けませんでしたが、いい気分転換になりました。皆さんも行ってみてはいかがでしょうか。

なお、粕屋オフィスでは平日の事務所での相談の他、平日の日中にお越しになれない方のために夜間または休日相談、糟屋郡の各町を巡回しての相談会、高齢や障害をお持ちの方で来所の困難な方のために出張相談等を定期的に実施しています。

今後の当面の予定をご案内いたしますので、御自身の御都合に合わせて、御希望の相談日時、会場等をお知らせください。詳細はお電話にてお尋ねください。

<休日相談>

●11/28(土)10~15時@粕屋オフィス

●12/19(土)10~15時@粕屋オフィス

<巡回相談>

●11/27(金)13~15時@宇美町

●12/16(水)13~15時@志免町

●12/25(金)13~15時@宇美町

*出張相談、夜間相談は随時、承っております。

 

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弁護士 花田弘美(粕屋オフィス)

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最新解決事例のご紹介~交通事故

 先日、交通事故後の後遺障害について、自賠責では後遺障害には該当しないと認定されたものが、裁判では医師の意見書等を提出したことにより、後遺障害14級に相当することを前提とした解決金400万円での和解が成立しましたので、ご報告したします。
なお、過去の解決事例については、当ホームページにも掲載しています。

<事例分野>交通事故
<解決年度>2020年
 本件は、歩行者が、信号機のない横断歩道を歩行中、直進四輪車と衝突し、腰部捻挫、頚椎捻挫、肩の関節唇損傷等の傷害を負った事案において、症状固定後に後遺障害が残存しているとして、自賠責に事前認定を依頼したが、後遺障害には該当しないという結論を得た。
この認定に納得できず、提訴したところ、裁判で、後遺障害診断書を作成した医師らの意見書等を提出したことにより、後遺障害14級に相当することを前提とした解決金400万円での和解が成立した。

弁護士 池永真由美(本部オフィス・福岡市東区)

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九州北部豪雨朝倉被災者を支える会総会開催のお知らせ

 当法人が支援しております「九州北部豪雨朝倉被災者を支える会」の第2回総会が下記のとおり開催されます。
 昨今は毎年のように大災害が起きておりますが、復興・被災者の生活再建は一朝一夕には終わりません。災害から時間が経過するにつれ、被災者の方々が抱える問題は個別化複雑化しているのが現状です。
 そこで、第2回総会後、放談会を実施し、被災者一人ひとりが抱える問題を市民らで共有することとしています。
 当会の総会としておりますが、会員であるか否かに関わらず参加可能でございますので、多くの方々にご参加いただけますと幸いです。

日時:2020年11月29日㈰14時~16時
場所:サンライズ杷木 1階 中会議室(〒838-1514 朝倉市杷木久喜宮1685)

弁護士 坂口裕亮(朝倉オフィス)

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福津市の市民意向調査に参加して

この9月から10月にかけて、福津市で「学校新設などに関する市民意向調査」にコーディネーターとして参加させていただきました。

普段は環境問題やマンション紛争などに市民の立場で関わることが多いのですが、今回は行政の立場から、しかも市民の意見を引き出していくファシリテーターという初めての体験でした。まずは聞きかじったことしかなかったファシリテーターの役割を勉強しなければと本屋さんに走り、何冊か本を買って勉強することから始めました。普段から様々な会議を主催することも多いのですが、技術的なことをちゃんと勉強したのは初めてのことで、新鮮な気付きがありました。また、これまた馴染みのなかった地方自治体の教育行政についてもこの際勉強しようと思い、アマゾンで何冊か書籍を注文したのでした(まだ帯が付いた本もありますが。。)。

かくして、市民意向調査が始まりました。

参加されたのは、無作為抽出された2000人の中から応募のあった45名の福津市民の皆さんです。

初日(9月20日)   グループワーク
2日目(9月26日)  学校建設候補地の視察
3日目(10月3日)  福津市長と教育委員会のプレゼンテーションと質疑
最終日(10月11日) グループワーク

という約1か月にわたる調査でした。

まず、私にとって最初の驚きは、福津市の職員の皆さんのこの市民意向調査にかける熱意です。決して「ガス抜き」ではなく、市民の意見をいかに市政に反映させようとしているのか、週末返上で準備される職員の皆さんの姿から、その真剣さがビンビンと伝わってきました。

次の驚きは市民の皆さんです。初日のグループワークから、市民の皆さんからは様々な意見が飛び交いました。

私も学校建設や過大規模校の解消に向けた国のガイドラインなどを予習していましたが、様々なバックグラウンドを市民の皆さんから出された意見によって、検討のために必要な視点や論点もほぼ出尽くしました。これには素直に感心しました!

2日目の現地視察、3日目のプレゼンテーション・質疑にも、ほとんどの方が週末返上で参加され、特に3日目の質疑では、私の司会力の問題もさることながら、途切れることがない質問の応酬に、終了時間が1時間半もおしてしまいました。

最終日のグループワークでは、これまでのワークを振り返り、それぞれのグループで出された意見が共有され、約一か月にわたる市民意向調査は終わりました。

慣れない役回りでしたが、市民に対する行政のスタンスや信頼関係の築き方次第では、市民はちゃんとまちづくりの主人公になれるんだ、その力が十分にあるんだと再確認できた貴重な機会になりました。

市民の皆さん各人の提言は追って福津市に集約されるそうですが、そこで出された住民一人一人の思いがしっかりとこれからのまちづくりに反映されることを願ってやみませんし、この市民意向調査で知り合えた福津市の職員の皆さんであれば、きっとそのようなまちづくりをされるのだろうとも確信しています。

市民意向調査の様子は福津市のホームページでご覧いただけますので、ぜひご覧いただき、福津市の皆さんのまちづくりにかける熱気を感じてみてください。

https://www.city.fukutsu.lg.jp/bunka/kyoiku/6560.html

弁護士 池永 修(本部オフィス・福岡市東区)

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がんばらないで、にげてください

11月6日、福岡労働局が主催する過労死等防止対策推進シンポジウムに参加しました。私自身、受任事件として過労死に関する案件を受けたことはありませんが、労働災害案件を抱えていることもありますし、また、過労死等の問題は重大な社会問題でありますので、関心を持たざるを得ないところです。なお、過労死「等」には過労自殺が含まれます。

当日は、長年、過労死遺族の取材に尽力されてきた記者の方による基調講演と、実際に過労自殺によって家族を亡くされた方の講演、福岡過労死等を考える家族の会からのご報告という構成でした。

基調講演をいただいた記者の方からは、雇用労働問題を担当されてきたそのご経験から、数々の過労死等の案件をご紹介くださいました。労働者の過労死等の原因として、企業において、適正な労務管理を行う意識不足の問題があったり、中には長時間労働(長時間残業)の実態を隠蔽しようとした企業もあったりなど様々でした。2014年に過労死防止法が施行され、近年でも働き方改革が謳われている世の中において、まだまだ労働者の健康に配慮した組織としての体制は社会に浸透していない印象を受けました。

また、その記者の方は、アフターコロナの情勢における、労働者の働き方の問題点にも言及されました。日本労働組合総連合会の調査によれば、新型コロナウィルスの拡大により、テレワークを導入している企業が増加している中、「公私の区別がつきにくくなった」「長時間労働になった」という申告がしばしば見られるようになったとのことです。すなわち、テレワークにより、自宅など個人の私的空間で仕事を行うようになった結果、自律的に働くことができるようになった反面、一歩仕事のやり方を間違えてしまうと私的な時間までも仕事に費やしてしまう可能性があるようです。テレワーク中の労働者の労務管理をどのように行うべきなのか、企業は新しい難題に直面しています。

シンポジウムでは、お子さんを過労自殺によって亡くされた方のお話をうかがうこともできました。その亡くなった方は、社会人となって間もない若者で、入社してから約10か月後の過労自殺であったそうです。その方は責任感が強く、人一倍努力されているような方で、非常に心痛ましく感じられます。お話をうかがった方が絞り出した、「がんばらないで、にげてください」の言葉が強く印象に残っています。

多数の方々が出席しており、過労死等の問題は、少しずつではありますが社会の問題意識として取り上げられるようになってきたように思います。しかし、それでも、この問題が改善するまでには、まだまだ時間がかかるようにも思います。これ以上一人でも過労死等の被害者を出さないために何をすべきであるのか、考えるきっかけとなるシンポジウムでした。

弁護士 北中 茂(宗像オフィス)

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~マイナンバーと監視社会を考える~講演会のお知らせ

マイナンバー違憲九州訴訟弁護団では、来月12月25日の控訴審第1回期日に先立ち、監視社会化に警鐘を鳴らし続けてきた第一人者であるジャーナリストの斎藤貴男さんをお迎えして、『マイナンバーと監視社会を考える~個人の自由は「利便性」の犠牲となるべきか』と題した講演会を開催します。

現代国家が向かいつつある監視社会の実態やその是非について、みなさまと一緒に考えていきたいと思います。

入場無料・予約不要となっております。ご興味のある方は是非ご参加ください。

日時 2020年12月19日(土)14:00~17:00(13:30開場)
会場 福岡県弁護士会館(福岡市中央区六本松4-2-5) 3階301会議室
主催 マイナンバー違憲訴訟九州弁護団

 

(新型コロナウィルス感染症をめぐる今後の状況によっては中止となる場合がございます。その場合は当ウエブサイトにて告知しますので、ご確認ください。)

詳細は下記ちらしをご覧ください。

マイナンバーと監視社会を考える 講演会

 
弁護士 池永 修(本部オフィス・福岡市東区)

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春日市東浦・西浦地区における土砂搬入禁止仮処分において事業者との和解が成立

春日市東浦西浦地区において、環境改善工事の名のもとに、建設残土などの廃棄物混じり土が15年以上もの間搬入され造成され続けているという事件で、令和2年1月16日、地権者22名が福岡県、春日市、及び事業者2社を相手に土砂等の搬入禁止、土砂等の撤去等を求める訴訟を福岡地方裁判所に提起しました。これと併せて、土砂等を搬入していた事業者と春日市とを相手に、土砂搬入等禁止の仮処分も申し立てました。

詳しい事実関係・事実経過は、地権者の方々によるホームページがありますので、ぜひそちらをご覧ください(「うらうら通信」というとても分かりやすくまとめた会報誌もDLいただけます。)。

東浦西浦被害者の会HP

仮処分では、計5回の審尋期日が開かれ、去る本年9月4日、事業者との間で、本裁判が終了するまでの間、地権者らの土地を含む対象地区内に土砂を搬入しないことを内容とする和解が成立しました。(春日市も含めた三者での和解を望んでいましたが、春日市は理由なくこれを拒否したため、事業者のみとの和解となりました。)

地権者の方々はこれまで長い間、春日市、福岡県に対して、自分たちの土地が不法に埋め立てられていることを訴え続けていましたが、何ら有効な措置は講じられず、地権者らの声は無視され続けてきました。

今回の和解は、仮処分での和解であり、本裁判が終わるまでの暫定的なものではありますが、15年以上もの間野放しにされ、建設業者等の都合のいいゴミ捨て場と化していた状態を止めることができたのは、地権者の方々にとって全体解決に向けた非常に大きな前進となりました。

本裁判は、コロナウイルスの影響で、本年9月3日に漸く第1回口頭弁論期日が開かれ、まだ始まったばかりです。全体解決に向けて、引き続き原告の皆さんと一緒に頑張っていきます。

福岡市のおとなり、春日市の東浦西浦地区で一体何が行われているのか、多くの皆さんに知っていただきたいと思います。ぜひ一度ホームページをご覧ください!

弁護士 松嶋 健一(本部オフィス・福岡市東区)

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