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Monthly Archives: 1月 2022

一期一会

 新年を迎えて、興味深いニュースをみました。
 宇美町立図書館(糟屋郡宇美町)で「本の福袋」を用意しているというものです。福袋の中には図書館職員において準備された本が入っており、事前に中を見ることはできません。借りるまで袋を開けるまで、どのような本が入っているかはわからないというのです。普段手に取ることがない本に出会えるかもしれません。

 普段とは違う感覚というのは、どなたにも経験があるかと思います。
 私も、稀に友人の趣味に付き合ったりする際に、その趣味が自分の趣味と異なれば異なるほど、目新しく面白いと感じることがあります。私だけでは出会えないもの・出会えないことを体験することができ、自分の視野がいかに狭かったのか、考え方が偏っていたのかに気づかされることもあります。
まさに「一期一会」と言える、この瞬間は、自分の世界とは違うからと撥ね付けるのではなく、楽しむことを大切にしたいと感じました。
今年はいろいろと挑戦の一年にしたいと思います。

宇美町図書館は、本ホームページ内の「かすや巡り」でもご紹介のとおり、当事務所の巡回相談会場として使用させていただいている「うみ・みらい館(宇美町地域交流センター)」内にあります。
現在、コロナ禍において巡回相談の定期開催も難しい状況が続いておりますが、休日・夜間の相談や出張相談にも対応いたしますので、お困りの際は、そのままにせず、まずは当事務所までお電話ください。本ホームページからの申込も可能です。

弁護士 花田弘美(粕屋オフィス)

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福島原発被害救済九州訴訟期日のお知らせ

福島原発被害救済九州訴訟の口頭弁論期日が以下の日程で開かれます。
2021年9月に第2陣訴訟を提訴しましたので、1月と2月にそれぞれ口頭弁論期日が開かれます。

第1陣訴訟は提訴後初めての口頭弁論期日で期日後には久留米第一法律事務所の馬奈木昭雄弁護士による基調講演を開催いたします。

第2陣訴訟は、原告さんの意見陳述に加え、これまでの他訴訟の経過を踏まえ国の責任論に対する意見陳述、東電の主張する「弁済の抗弁」(注1)に対する意見陳述を行う予定です。

第2陣訴訟においては、国の責任が認められるか否かももちろんですが、他訴訟において明確に排斥されている「弁済の抗弁」について九州訴訟においても「信義に反する主張」として排斥することができるか注目です。
 
第1陣訴訟の期日前集会・記者会見・基調講演はZOOMでもご参加できますので、ぜひご参加ください(第2陣訴訟もZOOMでのご参加ができるよう準備をする予定です。)

注1「弁済の抗弁」:直接交渉やADRによって東電が賠償した金額は、法的な因果関係を超えた賠償であるから、これ以上賠償する必要がないという主張です。具体的には、ADR等で財産的損害として必要以上に賠償しているからその分精神的損害の賠償額は減るはずである、同じ世帯の家族に必要以上に賠償しているからその他の家族への賠償額は減るはずである、といった主張です。


★第2陣・第1回口頭弁論期日(1審)★
日時:2022年1月24日14時~(13時より期日前集会を行います。)
場所:福岡地方裁判所
ZOOM参加も可能です!
https://us06web.zoom.us/j/87425607393?pwd=bGVPandPN3o3U2ZZT2tHelNjazcvUT09
ミーティングID: 874 2560 7393
パスコード: 880303

★第1陣・第3回口頭弁論期日(控訴審)★
日時:2022年2月7日14時30分~(13時30分より集会を行います。)
場所:福岡高等裁判所


*場所はいずれも福岡県福岡市中央区六本松4丁目2番4号になります。
(【地下鉄】六本松駅1番出口から徒歩3分 【バス】六本松バス停から徒歩3分)


弁護士 坂口裕亮

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宗像経済新聞★

2021年12月22日、「宗像経済新聞」が設立されたそうです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000091514.html

サイトには「広域宗像圏のビジネス&カルチャーニュースをお届けするインターネットの情報配信サービス」、との説明がありました。また、みんなの経済新聞ネットワークの広域宗像圏の連携サイトだそうです。

サイト名: 宗像経済新聞
URL: https://munakata.keizai.biz/
サイト概要: 広域宗像圏のビジネス&カルチャーニュース

ありがたいことに、1月16日(日)の今聞きたい!「気候危機」INむなかたの開催実行委員会のことも記事に取り上げていただきました!
https://munakata.keizai.biz/headline/42/

今後オンラインだけでなく、イベントやコミュニティ作りなどオフラインにおける活動についても積極的に取り組まれる計画だそうで、これから注目、応援したいなと思いました。

弁護士 小出 真実(宗像オフィス)

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マイナンバーカードはどこまで拡がるのか

 新年を迎え、少し気になることがある。
 先日、ある病院の窓口に下記のような掲示があった。
 「当病院はマイナンバーカードを健康保険証の代わりに利用できるシステム等の対応ができていませんので従来どおり被保険者証の呈示をお願いします。」
 政府(総務省、厚労省、デジタル庁)が一体となって、マイナンバーカードをあらゆる分野に普及しようとしていることはこの事実からも伺える。
 多くの反対があるにもかかわらず、何のために毎年何千億円もの予算を投じてこの「事業」をすすめるのか、全く異常としか言いようがない。
 テレビ等、マスコミを使ってのくり返しの宣伝も、私からみれば狂気の沙汰である。
 「異常」や「狂気」が日常化すれば戦争に向けた一歩となるのではと警鐘を鳴らしたい。

社会保険労務士 木下淑文(本部オフィス、福岡市東区)

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新年のご挨拶(粕屋オフィス)

 粕屋オフィス開設から2年半が経ち、いつもお転婆な娘2人も、初めてのお化粧に喜びながら七五三を迎えることが出来ました。
 昨年は地域の皆様と集まる機会が減り、当たり前に享受していた自由のありがたみを実感する年でした。今年は「原発なくそう!九州玄海訴訟かすや原告の会」を中心に実行委員会を立ち上げ、3月6日(日)午後、サンレイクかすや(糟屋郡粕屋町駕与丁)にて映画の上映会に向けた準備を進めております。上映する映画は近日中にお知らせいたします。
今後より良い状態になると期待が高まりつつある中、虎視眈々と飛躍の機会に狙いを定めて積極的にトライする1年としたいです。

弁護士 髙本稔久



 旧優生保護法国家賠償請求事件福岡訴訟は今年で3年目を迎えました。皆様には引き続きのご支援をお願いいたします。旧優生保護法の問題は広く根深く、また、障害者の方々にも関わる問題です。障害のあるなしに関わらず一人でも多くの方が問題意識を有し、日頃の行動に反映されるといいなと思っております。
 今年も、一昨年から続いている新型コロナウイルスの影響が一体どこまで波及するのか不安ではありますが、それでもできることをひとつずつ頑張っていきましょう。

弁護士 花田弘美

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新年のご挨拶(朝倉オフィス)

昨年は、「平成29年7月九州北部豪雨」の被災者支援や福島第一原発事故被害救済九州訴訟などを通じて新たな出会いが多くあり、活動の広がりを実感できる1年でした。
 九州北部豪雨は本年7月で5年の節目を迎えます。義援金の受け入れは昨年末で終了しましたが、まだまだ復旧工事は続いています。引き続き皆様からのご支援をいただけますと幸いです。
朝倉オフィスでは事務員の手腕により緑豊かな事務所となり、来所される方々からもとても好評です。本年も相談者や依頼者の方々が少しでも肩の荷を下ろすことができるよう精進していきたいと思います。

弁護士 坂口裕亮

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新年のご挨拶(宗像オフィス)

 昨年は地島に出かけてのんびりと美しい海を眺めました。海は生活に欠かせないものですが、沖縄では環境の影響を受けやすいサンゴが気候変動などの要因で死滅しているそうです。気候変動に危機感を覚えるけれどどうしたらいいか分からないという方もおられると思いす。
 1月16日(日)14時から河東コミュニティセンター(宗像市須恵1-4-1)で、気象学者の伊藤久徳さん(九大名誉教授・福岡市科学館元館長)による「今聞きたい!気候危機」が開かれます。環境負荷の少ない生活をしている子育て中のご家族の報告もありますので、学び活かせる1年の良いスタートを切る機会になるといいなと思います。ZOOM参加も可能ですのでご参加ください。詳細は当ホームページ内のお知らせ欄をご覧ください。

弁護士 小出真実


 新年のおめでたい時期ですが、皆さまの生活に多大な影響を与え続けているのが新型コロナウイルス。世界では変異株が発生し続けており、まだまだ収束の目途が立っておりません。
 時代は“ウィズコロナ”であるとうたわれ始めて久しいところ、時代に取り残されぬよう、各自の「ニューノーマル」を日々探求し続けていることかと存じます。従来のやり方が通用しなくなっている時代を乗り越えるにあたり、難しい局面を迎える方々も多くなってくるかと思いますが、そういった際に気軽にご相談いただける身近な立場であれたらと考える次第でございます。

弁護士 北中 茂

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新年のご挨拶(本部オフィス)

 コロナ禍のもと、はや2年が経ちました。
裁判所のWEB会議も定着し、裁判所に直接出頭する機会も格段に減りました。
 当事務所でも、各オフィスを繋いだ会議はもちろん、オンラインでのランチミーティングを定期に開催するようになるなど、オンラインでのコミュニケーションも広がっております。
 また、個人的には、昨年からオンラインレッスンを受け始めるなど、ハングル語習得に向けて目下勉強中です。

弁護士 池永 真由美



 昨年は、東京地裁で行われている、東京電力旧経営陣の福島第一原発事故の責任を問う株主代表訴訟で、証人尋問、本人尋問、原発サイトでの現地進行協議と貴重な体験をさせていただきました。そして一審は、たまたま私の誕生日に結審しました。私が弁護士一年目の時に、当時のボスから、この弁護団に参加して勉強させてもらえと命じられて早九年半、ようやく一つの節目を迎えられ、感無量です。
 今年は、福岡高裁で川内原発行政訴訟の証人尋問がありますね!私の我が儘で始めた裁判も、紆余曲折を経てここまで来ました。精一杯やらせていただきますので、皆様からの力強いご支援も、陰ながらのご支援も、これまで以上によろしくお願いいたします。

弁護士 甫守一樹



 昨年、一般事件の多くは公開の法廷で弁論期日が開かれるようになり、集団事件においても徐々に公開の法廷で弁論期日が開かれるようになってきました。
 私も弁護団の一員となっているHPVワクチン薬害訴訟(子宮頸がんワクチンの副反応被害者による国及び製薬企業に対して責任追及している裁判)も、約2年ぶりに公開の法廷で弁論期日が開かれる予定です。1月17日(月)13時30分より福岡地方裁判所前にて集会後、14時から裁判となります。裁判後は報告集会も予定しておりますので、ぜひぜひ皆様ご参加ください!

弁護士 松嶋健一

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新年のご挨拶(代表社員弁護士 池永修)

新年明けましておめでとうございます。
新型コロナウイルスの猛威にさらされて2度目の元旦を迎えました。右往左往の人間たちをよそ目に、空は青く、空気は澄みきり、木々や生き物たちも、静かに新たな一年を迎えました。私たちもかくありたいと願います。
2021年12月6日、「国境で立ちすくむ人がいれば人として扱い、助けるために各国と交渉する。それは私の信念だ」と100万人を超える難民を受け入れて、人道主義を貫いた一人の政治家が16年に及ぶ任務を終えました。
福島第一原発事故後、世界に先駆けて原発との決別を宣言したドイツでは、事故直後の2011年5月、「安全なエネルギー供給のための倫理委員会」が一つの報告書を取りまとめています。
17名の科学技術者、宗教者、社会学者、政治学者、経済学者などからなる倫理委員会の報告書は、冒頭に「核エネルギーの利用、その停止及び様々な形での選択エネルギー生産による代替エネルギーに関する決定は、社会の価値決定に根拠を持ち、それは技術的及び経済的な観点に優先される」「将来のエネルギー供給及び核エネルギー倫理的評価に必要な鍵となる概念は、資源や自然環境を保ちながらの持続性(Sustainability:サステナビリティ)と責任である」と謳い、末尾では「脱原発は、ドイツにおいて原子力発電所により起こるリスクを、今後排除する為にも、必要であり、かつ薦めなければならない。この脱原発は可能である」と結論しました。
それまでの原発延命政策を転換し脱原発を決断したその政治家は、政財界からの反発に対して「私も夫も科学者である」と答え、「倫理」に基づく政治を貫きました。
そこから10年、ドイツは着実に原発の閉鎖を進め、本年(2022年)中に脱原発を遂げます。
政治と倫理・道徳とが二律背反の様相を呈し、ドイツとは対照的な10年を歩んできた我が国の姿を省みつつ、「民主主義の最後の守護者」と評されたその人、アンゲラ・メルケル氏が退任式で見せた笑顔に励まされて、新たな一年を踏み出したいと思います。
2022年が皆様にとって幸多い一年になることを祈念いたします。

2022年元旦
弁護士法人奔流 代表社員弁護士 池永 修

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