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Monthly Archives: 3月 2021

花見と終活

先週末、実家に帰省した際に父母と一緒に近くの公園へ桜見に行きました。

前日から降り続いた雨で、花は散り見ごろを過ぎてしまっていましたが、それでも半分くらいの花は残っていました。70歳を過ぎた父母は畑いじりを趣味に足腰も丈夫にしており、この日も公園内をスタスタと楽しげに歩いていました。10年ほど前に父が緊急入院して心臓の手術をした時はどうなることかと思いましたが、あれから何度か救急車のお世話になりながらも今こうしていることに感謝の思いで公園を後にしました。

ほっこりした気分で家に戻ると、父あてに父の従妹から電話が入りました。久しぶりの挨拶から一転、まじめな顔で電話が終わったので何の話か尋ねると、「納骨堂の話」とのことでした。先祖が入っている納骨堂が老朽化しお引越しをされる方が多く、我々はこの先どうしたものか?という相談のようでした。元気に感謝、と同時に避けては通れない大事な話。お寺にはもうほかにお墓の空きはなく、このままではどこか他の土地への引越しも考えざるを得ない状況だそうで「自分の一存で先祖を連れて故郷を離れるのか…しかし自分の生きている間には解決しておきたい」という複雑な思いがあるようでした。

いま現在の私からすると、「お墓、移ってもいいのでは…?」と思ってしまうのですが、いざ自分がその立場になったとして、確かに難しい決断かもしれません。父が若い頃には思いもしなかった問題がいま起こり、私がいま思いもしないことがこの先起こるかもしれないのだから、いま父が直面している納骨堂の話を一緒に真剣に考えようと思いました。終活などという最近のワードは田舎者の父は知らないと思いますが、終活を父母の代任せにせず、ともに考えていきたいと思った先週末でした。

本部オフィス(福岡市東区)事務局K

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ふるさとWish~今週、志免町・須恵町!

地元民放のKBC九州朝日放送が、福岡県内60市町村を巡回し、1週間にわたって現地に「張りつき」、朝夕の情報番組や番組間のスポットを通じて、名所・名店、学校など各地の魅力を届けてくれています。

一昨年(2019年)1月にスタートして、昨年3月に1巡しましたが、同年6月から、「2周目」がスタートしており、2周目は、隣接する2自治体ごとの紹介となっているようです。

今年度の2周目、糟屋郡内はすでに粕屋町・篠栗町(6/15~21)、新宮町・久山町(8/3~9)、宇美町(10/19~25)と紹介されてきましたが、今週3/22~28に、志免町と須恵町が紹介されています。

 

昨日(3/23)朝の情報番組では、リポーターが「旧志免鉱業所竪坑櫓」(糟屋郡志免町志免)の内部を紹介していました。内部の公開は、閉山後、初めてだそうです。

子供が幼少の頃、保育園の行事等で度々、シーメイトや隣接する公園を利用させていただいており、その際は敷地内にある竪坑櫓を目印に集合していました。現在と過去が「融合」していて、独特で落ち着いた雰囲気の場所です。

 

竪坑櫓(たてこうやぐら)は、1943年(昭和18)5月に竣工した、国の重要文化財です。

ケージと呼ばれる籠を昇降させるために造られた巨大なビルディングで、当時、櫓の真下にまっすぐ掘られた深さ430メートルの竪坑という穴を使い、地下から石炭を上げたり、鉱員を地下の石炭層まで移動させていたそうです。

同種の竪坑櫓で現存しているものは、志免町を含め世界で3か所とのことです。

現在は、2018年10月に始まった保存工事中であり、工事シートで覆われていますが、本年10月には終了予定とのことなので、楽しみにしているところです。

なお、竪坑櫓の歴史や工事の様子等、詳細は志免町ホームページにも掲載されています。

また、当ホームページ上の粕屋オフィス紹介ページにおいては、移動中に立ち寄った糟屋郡内の名所・旧跡や、お世話になっている施設・商店等について、少しずつではありますが紹介させていただいておりますので、こちらも御覧ください。

 

本日3/24、竪坑櫓の隣接施設であるシーメイト(志免町総合福祉施設)において巡回相談を開催いたします。

13~15時にお受けしておりますので、お困りごとなどがありましたら、会場へお越しください。なお、巡回相談の場合の相談時間は30分です(最終受付14時半)。

 

粕屋オフィス事務局

 

↓現在、工事中の竪坑櫓(当オフィス職員撮影)

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志免町のご当地バーガー~かすや巡り2021③

先週末、志免町の吉原商店街にあるバーガーショップに立ち寄りました。先日のテレビで紹介されており、事務所の隣町でもあるので、ぜひ行きたいと思っていたお店です。

報道等によると、新型コロナウイルスの影響で、飲食店の皆さんは度重なる営業自粛・短縮を余儀なくされ、大変な状況と思いますが、テレビの紹介では、このお店も昨年(2020年)4月まで居酒屋をされていたそうなのですが、翌5月からは別の業態のお店へ転換されたとのこと。それが、なんと、ハンバーガー屋さん。
ハンバーガーは種類が豊富で、サイドメニューも充実していました。
 テイクアウトのみなのですが、当日、お店を訪ねたときにはすでに約20分待ちの行列でした。今回注文したのは、目玉焼きハンバーガーにチーズトッピング、オニポテです。
バンズが大きく、具材もぎっしりで、1個が大きいため、満腹感も大きいです!昼食として、美味しくいただきました。

ハンバーガー屋さんのバンズを作っているのは同じく志免町のパン屋さんです。
テレビではあんこの入ったパンが紹介されていたので、こちらもぜひ食べてみたいと勇んで訪れるも、すでに売り切れ・・・。
残念でしたが、あんこのパン以外にもおいしそうなパンが並んでいました。
ハンバーガーを買うことがわかっているのに、つい2個も買ってしまいました。
こちらは、おやつにいただきましたが、パンが柔らかくて、適度な甘さなので、おやつにもぴったりでした。こちらも美味しくいただきました。

なお、明日3/24は、志免町内での巡回相談日です。

13~15時にシーメイトでお受けしています。予約なしでも相談はお受けしていますが、お待ちいただくことがありますので、事前のご予約をお願いいたします。

弁護士 花田弘美(粕屋オフィス)

 

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九州北部豪雨復旧工事に関する贈収賄事件に関し朝倉市と協議を行いました

昨年、朝倉市職員が、平成29年7月九州北部豪雨にかかる復旧工事の発注業務において、業者から現金100万円等を受け取っていたことが発覚し、有罪判決が下されました。

朝倉市は今年1月下旬に調査報告書を公表しました。

当法人が支援する「九州北部豪雨朝倉被災者を支える会」は、この報告書を受けて、令和3年2月4日に朝倉市副市長らと協議を行いました。

この協議の中で、朝倉市は今回発覚した贈収賄事件のきっかけになった復旧工事の発注についてしか調査をしていないことが明らかとなりました。

確かに、刑事事件として取り上げられたのは、当該復旧工事1件についてだけです。ただ、行政としては、本当にこの1件だけだったのか、そのほかの工事にも関連して贈収賄が行われていないかを検証すべきでしょう。少なくとも、このような疑念を持つのが一般市民の感覚だと思います。

朝倉市は、職員らに対して早期に公務員としての自覚を再確認させるために、そのほか贈収賄をした職員が関わった他の工事に関しては調査を行わなかったと回答しつつも、今後さらなる調査は予定していないという苦しい回答に終始しました。

また、朝倉市は、贈収賄のきっかけになった工事においても、その発注価格自体には問題がない、適正な価格であった、と結論づけていますが、では、なぜ贈賄をした業者は100万円を渡したのでしょうか。それによってどのような利益を受けたというのでしょうか。発注直前に発注価格が増額されたにも関わらず。

今回の贈収賄は「特命随意契約」という形で発注された工事にて行われています。この「特命随意契約」は、通常競争入札によって業者を選定するのですが、この契約は行政が業者を指名して工事を発注する契約であって、贈収賄の温床になりうる方法です。

朝倉市は、早期に復旧工事を行うことなどを目的に、特命随意契約という方法を選択したようですが、今回の贈収賄は未だ生活再建ができていない被災者の方々を裏切る行為です。復旧のスピードは大事ですが、そのスピードは適切な工事発注であることが大前提であり、被災者を尻目に一部の人間が不当な利益を受けるなど言語道断です。

今後、さらに多くの復旧工事が予定されています。支える会としては今後も復旧工事の在り方について注視していきます。

弁護士 坂口裕亮(朝倉オフィス)

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福島第一原発事故から10年を迎えて

3月11日で、あの東日本大震災から10年が経過しました。

福岡市では、この週、多くの集会やシンポジウムが開催されました。

福岡市の警固公園で開催された原発ゼロ!3•11福岡集会で集会宣言(案)を起案する機会をいただきました(無事に採択されました!)。

この10年間、原発差止訴訟や避難者訴訟、被ばく労働者の労災訴訟など様々な事件に取り組んで参りましたが、まだまだ道半ばです。これらの取り組みを通じて知り合うことができた方々が私の財産です。

これから10年の決意表明として、採択された集会宣言を、ご紹介いたします。

 

弁護士 池永 修(本部オフィス・福岡市東区)

 

 

<集会宣言>

 

10年前の今日、14時46分に発生した東日本大震災に続いて、史上最大最悪の環境公害事件と評されるあの福島第一原発事故が発生しました。

セシウムだけでも広島型原爆168個分もの放射性物質が、震災直後の混乱と悲しみに包まれた被災地に降り注ぎ、関東一円を含む広範な国土も放射性物質に汚染され、ピーク時には全国約47万人もの人々が郷里を追われたとされています。

この間、政府は、生活圏に限定した形ばかりの除染を行い、帰還困難区域を除いて全ての避難指示が解除されました。補償の打ち切りと連動して半ば強制的に帰還政策が推し進められ、被災者たちは汚染された郷里に戻るか戻らざるかの選択を強いられ、被災地に新たな分断がもたらされました。

事故から10年が経過してもなお福島第一原発の廃炉作業は道半ばで、事故後に発動された原子力緊急事態宣言も維持されたままです。放射性物質に汚染された国土の大部分は除染もされずに手付かずのまま放置され、福島第一原発の敷地は我が国の原子力政策の終焉を象徴するように行き場のない汚染水に満たされたタンク群に埋め尽くされています。無論、人生を大きく歪められた被災者に対する補償の問題も未だに決着をみていません。

それでもなお、政府は、事故後の技術革新により再生可能エネルギーが国内外で爆発的に普及するなかにあって、未だに原子力発電という過去の遺物に固執し、再生可能エネルギーの主力電源化への潮流を妨げています。

私たちは、福島第一原発事故から10年の節目を迎えるにあたって、さまざまな思想・信条、立場や利害を超えて今日ここに集い、福島第一原発事故が今もなお続いているとの認識を新たにし、福島第一原発事故を決して風化させることなく、次の目標の実現に向けてともに前進していくことを決意しました。

 

▶私たちは、原発再稼働、老朽原発稼働延長、原発新増設に反対し、すべての原発の稼働停止と廃炉を求めます。

▶私たちは、国や東電に対して福島第一原発事故被害への完全なる救済、賠償と、生活再建や環境回復、健康被害対策などに責任を果たすことを求めます。

▶私たちは、放射能汚染水を海洋に放出しないことを求めます。

▶私たちは、核燃料サイクル政策をやめ、プルトニウムを利用しないことを求めます。

▶私たちは、九州電力による太陽光や風力などの再エネ出力抑制に反対し、それらを優先接続することを求めます。

▶私たちは、放射能もCO2も出さない脱原発・脱炭素社会の実現を求めます。

 

2021年3月11日

原発ゼロ!3•11福岡集会 参加者一同

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第17回人権交流集会in福岡

3/20(土)、3/21(日)にアクロス福岡にて、青年法律家協会弁護士学者合同部会主催の第17回人権研究交流集会が開催されます。

初日は分科会、2日目には、全体会や憲法劇もありますので、ご案内いたします。

 

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日時:2021年3月20日(土)13時~17時30分(開場 12時30分)

   2021年3月21日(日)9時30分~13時  (開場 9時)

場所:アクロス福岡(福岡市中央区天神1-1-1)

 

詳しくは、当法人ホームページの<お知らせ>をご参照ください。

 

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宗像オフィス

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本部オフィス事務局内での勉強会

先日、本部オフィス事務局内で勉強会が行われました。

私個人的には今月で入社して1年が経ち、初めての法律事務の業務や、コロナウイルスの世界的な流行、それに伴う業務対応など様々なことを経験し、業務の幅も当初よりは広がる中、現状を見直し、今後のステップアップにも繋がる勉強会となりました。

勉強会ではまず書面のチェックの仕方、チェック項目やチェックする順番、ポイントについて解説があり、その後実際にその場で書面チェックをし、皆で答え合わせと意見交換を行いました。実務経験を重ねた事務局の視点や意見は経験の少ない私にとって非常に学びのあるものでした。

続けて会計業務について、実際の会計資料を基に会計の流れの解説がありました。普段行っている会計処理がどのようにまとめられ、どのような指標になるのかを体系的に知ることができ、自分の会計処理の流れやスピードを見直すきっかけになりました。

今回の勉強会は実際の資料を基に実践的に進められたため、普段行っている業務と重ねて理解しやすく、非常に勉強になりました。作成された資料を大切に使い、より丁寧で効率的な作業ができるよう精進していきたいと思います。

本部オフィス(福岡市東区)事務局・I

 

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