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弁護士法人奔流

破産管財人の役割~職員研修(2018年度最終回)から~

前回の研修は、「破産・再生手続きについて」をテーマとして、主に申立代理人として手続の流れを中心に進められましたが、今回は、破産申立後に裁判所より選任される「破産管財人の職務」をテーマとして、常時、管財事件を複数件取り扱っている池永真由美弁護士を担当に進められました。
破産の申し立てがなされた時に、裁判所が、申立人の財産の調査・配当等が必要だと判断した時や、免責を許可するかどうかを審査するにあたり、破産管財人を選任して、債権回収・換価や調査等が進められます。
なお、裁判所から選任された破産管財人も弁護士で、そうすると依頼を受けた申立代理人も弁護士で、どちらも弁護士となりますが、全く立場が異なる業務であるということに注意が必要です。
研修では、自然人(法人に対する用語で、個人のこと)の管財事件の場合、破産手続開始決定が出てから、約2か月後に第1回の債権者集会が開かれ、ほとんどの場合が、第1回の期日で終了するため、弁護士(破産管財人)、管財業務をサポートする職員ともに、破産申立の記録から、事件の全体像を把握し、必要な調査や手続きを迅速に進めることが大切なことや、事件処理の中で特に注意する点、また、管財人の目から見た破産申立に必要な書類で、不足していることが多い点等の説明があり、管財事件の処理についてだけではなく、破産申立をする際に、注意しなくてはいけない点等も改めて学ぶことができました。
研修の最後には、依頼を受けた申立代理人としての職務と、裁判所から選任された破産管財人としての職務について、双方向に意見交換をすることもでき、非常に有意義な時間となりました。今後の破産手続きにおいて、今回の研修を生かしたいと思います。
なお、当法人において定期的に実施している職員研修も、今年度は今回が最終回でした。この1年間、職員一同、能力向上を目指して進めてまいりましたが、次年度もさらに研鑽を積み、依頼者の皆様からの御依頼を迅速かつ丁寧に遂行できるようにしたいと考えております。

朝倉オフィス事務局

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今週土曜日3/16、上映会です

すでにご案内のとおり、今週土曜日3/16、サンレイクかすやにて上映会予定しています。
これまでに何回もの実行委員会を開催し、粕屋地区の個人、団体が協同して準備を進めてきました。町内の各所に案内ちらしを置いていただいたり、また早朝の駅頭でちらしを配布したりと、多くの方々にぜひ観ていただきたいと思います。3/11の西日本新聞でも紹介されました。
https://www.nishinippon.co.jp/nlp/cinema_news/article/493550/
当日の参加をお待ちしております。

日時:2019年3月16日(土) 14:30(上映開始)~16:30
会場:サンレイクかすや多目的ホール(糟屋郡粕屋町駕与丁1-6-1)http://www.town.kasuya.fukuoka.jp/chiiki/shisetsu/bunka/sunlake/
参加費:500円(高校生以下無料)。
同時開催:13:00~17:00 豊田直巳(上記映画監督)写真展
「フクシマの7年間~尊厳の記録と記憶」
15:45頃~ 金本友孝さん(九州避難者訴訟原告団長)講演会
「避難者の8年」
主催:「奪われた村から~避難5年目の飯舘村民」上映会実行委員会
お問い合わせ:弁護士法人奔流 電話092-642-8525

「奪われた村」公式サイトも御覧ください。
http://ubawaretamura.strikingly.com/

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破産か再生か、最善の手続を~職員研修より

今回の職員研修は、「破産・再生」手続きについて。講師は、県弁護士会消費者委員会に所属して、多種・多様な消費者問題を担当している宗像オフィスの髙本弁護士。

「破産・再生」手続きは、いずれも裁判所に申し立てた上で負債を整理(清算または再生)する手続きですが、申立代理人となる弁護士事務所としては、依頼者個々の資産・債務状況、生活状況に応じて関係する資料・情報を迅速かつ詳細に収集し、いずれの手続が最適・最善であるか判断することが求められています。

損害賠償請求といった一般的な民事事件よりも事務作業が増えるため、必然的に事務職員の出番が増えます。裁判所からの連絡も事務局が対応することが多く、手続きへの理解を深めておくことが重要となります。

とりわけ、住宅ローンを含む再生手続きなどは複雑で注意点も多いため、今回の研修でも重点的に行われました。御依頼をいただいてから裁判所へ申し立て、認可決定を受けるまでの注意点を、弁護士がまとめたチェックリストに沿って押さえていきましたが、ひとつひとつに様々な疑問や意見があがりました。その都度弁護士からの解説や各事務職員の経験談なども交えて最善策を検討し、さらに今後の業務に生かせるような仕組み作りを模索することができました。

再生手続きは破産手続きよりも利用者数が少ないですが、このような研修を通して情報交換することで、一人では理解できなかったことや気付かなかったことを知ることができ、市民の皆さんから御依頼いただいた際にもいつでも対応出来るようにしたいと思っています。

朝倉オフィス事務局

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赤い本?

今回、今年度4回目の事務局研修となりましたが、朝倉オフィスの所長である坂口弁護士を講師に迎え、交通事故事件において基本となる「損害計算」について学びました。

損害計算と言えば通称「赤い本」と呼ばれる「民事交通事故訴訟・損害賠償額算定基準(日弁連交通事故相談センター発行)」です。表紙が赤いので「赤い本」です。この本は損害賠償算定実務における損害計算の目安として広く使われている基準本になります。

事務局も普段の業務でよくこの赤い本を手にします。そして赤い本を手に電卓をたたきます。治療費、付添費、入院雑費、休業損害、後遺症逸失利益、慰謝料等、様々な項目に計算基準が定められており、これ1冊で損害計算をすることができます。

今回の研修では、赤い本を読みながら算定項目や基準をあらためて確認するとともに、立証に必要な資料、本人の状況や判例等によって個別に弁護士の判断が必要な項目(基準よりも付加される項目)等、弁護士の作成した損害計算書を事務局の立場からチェックする場合のポイントについてより深く学ぶことができたと思います。

「赤い本」は毎年発行されており、基準についても見直しがなされます。
事務局も日々勉強です!

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あさくら2018~盛夏編②~ 夏の締めくくりに、9/9そうめん流しはいかが

過酷な暑さが続いた夏が終わろうとしています。ようやく、といったところでしょうか。
気象庁は、9/3、6~8月の天候のまとめを発表しました。誰もが実感していると思いますが、「とにかく暑かった夏」が統計上、裏付けられました。
九州北部地方は8月の平均気温が平年より1.8度高く、1946年の統計開始以降で最高となり、6~8月の平均気温も平年より1.3度高く、2013年と並ぶ史上タイ記録だったのことです。
最高気温35度以上の「猛暑日」の日数は、全国トップ10に九州北部の6地点が入り、久留米市と大分県日田市が44日でトップ、朝倉市も37日で8位とのことでした。

雲の形にも、風の種類にも、少しずつ秋が近づいているように感じます。暑かったけれども、夏が去るのは少し寂しい気持ちにもなりますね。
夏の締めくくりに、そうめん流しはいかがでしょうか?

9/9(日)12時~
朝倉市杷木にある白木公民館にて、『白木地区復興支援』として、そうめん流しが催されます。

白木地区では以前より、豊かな湧水を利用しての『小水力発電』に取り組まれており、一昨年には、当法人からも大人子ども含め、そうめん流しに参加させていただいたこともありました。しかし、昨年7月の豪雨災害により甚大な被害を受け、現在は復興の途中にあります。
(当法人関連ブログhttp://www.bengoshi-honryu.com/blog/date/2017/11

そのような中でこの度、現地の『白木湧水の会』が主催となり、そうめん流しが企画されました。白木地区の美しい湧水に触れに、お出かけになってはいかがでしょうか。

場所:朝倉市杷木白木839番地1(白木公民館)
 朝倉市公式facebookにも掲載されています。
 本日(9/6)付の西日本新聞(ふくおか都市圏版)でも紹介されています。

 (盛夏編おわり)

朝倉オフィス事務局

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成年後見制度のレクチャーをしました

弁護士の小出です。

先日、社会福祉法人福岡あけぼの会さんに招かれ、相談支援員の方を対象に成年後見制度・成年後見申立についてのお話をさせていただきました。
福岡あけぼの会さんは、精神に障害をもつ方を支援されている団体で、作業所や地域活動支援センターの運営のほか博多区第1障がい者機関相談支援センター等で権利擁護の相談等を受けておられます。

これまで、個別に法律相談をお受けするなかで成年後見制度・成年後見申立について助言をさせていただくことも多かったのですが、今回ご質問を受ける等して、改めて相談支援員の方々が直面されている問題を理解することができました。
成年後見制度もけして万能ではないので、ご本人にとって申立てが適当なのか迷うことも多いのですが、これからも福祉職の方と連携してご本人の権利擁護につなげていければと思いました。

この日のランチは、福岡市南区大楠の日赤通り沿いにある法人本部の1階にある喫茶軽食みらいさんで日替わり定食をいただきました。
http://akebono-shop.net/shop/mirai.html

体に優しい感じでおいしく、しかも600円とリーズナブルでした!(写真はとりそびれました・・)
近くに行ったときはまた立ち寄りたいと思います。








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「脱原発・自然エネルギーを求める朝倉住民の会」、7年目の活動へ!

6/15朝倉市のフレアス甘木において、「脱原発・自然エネルギーを求める朝倉住民の会」の第7回総会が開催されました。
同会は、「安全・安心な地域づくり」と「脱原発で自然エネルギー中心の社会づくりをめざす」という共通の認識に立った朝倉地域の個人・団体で構成されている市民団体で、福島原発事故を契機として2012年に設立され、活動7年目に入りました。

総会記念講演として、「原発なくそう!九州玄海訴訟」弁護団の池永修弁護士(当法人代表)が『原発再稼働を巡る司法の揺らぎと私たちの課題』と題した講演を担当いたしました。
2011年の東電福島第一原発事故から7年が経過したにもかかわらず、未だ帰還できない人々が多く放射線量も高い地域が存在する状況で、全く収束しているとは言えない中、九州では川内原発に続き、玄海原発も再稼働を始めました。
重大事故への懸念は増すばかりですが、原発の差し止めを求める訴えについて、全国の裁判所がこれまでどのような判断を下してきたのか、また、これからの裁判における課題について語りました。
講演後、会場からの質問や、原発ゼロを目指し取り組む日々の活動なども発表され、普段接する機会が少ない方々の間で活発な意見交流がなされました。

同会の総会決議の中で、「私たち国民一人ひとりに求められていること」として、
・国の決定は国民の声の反映である。原子力政策に関心を持ち意見を上げていくこと。
・原子力政策は政治そのものである。政治に関心を持って、選挙では棄権しないこと。
・メディアが原子力の問題を報じないのは、私たちが上げる意見が少ないからである。もっと新聞にもテレビ等にもおかしいと感じたことは意見を上げること。
とありました。
 私たち一人ひとりが、何かを感じて行動を起こさなければ何も変わらないということをこの総会から学びました。

*「原発なくそう!九州玄海訴訟」では、玄海原発を止めることに賛同する原告を引き続き募集しています。
2012年1月の第1回提訴以来、すでに26回にわたる追加提訴を重ね(6/27現在)、その原告総数は1万人を超え、国内歴史上、最大原告数の原発訴訟となっています。
「全ての原発を止める一環として、玄海原発を止める」ことに賛同いただける方であれば、思想・信条にかかわらずどなたでも原告になれます。ご賛同いただける方は、ぜひ、当オフィスまでご一報ください。
詳細は「原発なくそう!九州玄海訴訟」原告・弁護団のホームページでも案内しています。
http://no-genpatsu.main.jp/

朝倉オフィス 事務局

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120年ぶりに債権法(民法)が改正(2020年4月施行)~6/12職員研修を実施~

かねてより当法人では事務職員全員参加の研修を定期的に実施しており、昨年からはさらなるスキルアップを目的とした応用研修を2カ月に1回のペースで実施しております。

今年度2回目の研修では、120年ぶりに改正となる民法の債権関係規定のうち、消滅時効制度の変更点について研修しました。
研修講師は、当法人所属の弁護士。作成された資料に沿って解説を聴きながら、最後には全員で事例問題を解くというものでした。
『債権の種類が変わるってどういうこと?』
『中断、更新、停止、完成猶予?』
ひとつひとつ弁護士の説明を受けている時は分かっているつもりですが、いざ、自分の頭で整理しようとすると、文字通り頭をかかえてしまいます。そして質問して解説を受けても、すぐに新たな疑問が湧いてきます。同様に他の職員からも多くの質問が出ました。
現在取り扱っている案件にあてはめて全員で検討するなど、とても予定時間では足りない、まだまだ話は続きそうな雰囲気の研修会となりました。引き続きの研鑽が必要だと感じました。
なお、民法の一部改正については、法務省のホームページでも概要が説明されており、パンフレットもダウンロード出来るようになっていますので、皆さんも一度見られてはいかがでしょうか。

法務省ホームページ
http://www.moj.go.jp/content/001254263.pdf

施行は来年4月とのことですが、改正点についてのお問い合わせや個別のご相談は、当法人において弁護士が詳細にお答えいたしますので、お問い合わせまたは相談ご希望の際には、お近くのオフィスまでお電話ください。

朝倉オフィス 事務局

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6/8全国一斉労働相談ホットラインを担当しました

6/8,私が所属している福岡県弁護士会生存権擁護・支援対策本部において「全国一斉労働相談ホットライン」を実施しました。これは,私たち弁護士が市民の皆さんからの主に労働分野に関する相談を電話でお受けするというもので,毎年定期的に実施しているものです。
相談実施中は相談員である弁護士が電話の前に待機し,架かってきた電話に交代で対応しました。当日,各報道機関の取材等もあり,広く周知されたこともあり,最終的に一日で数十件もの相談が寄せられました。福岡県内に限らず,県外からの電話もありました。いかに働く場でのトラブルが多いかという表れでもあると思われます。
私がお受けした相談は2件でしたが,いずれの相談者も深刻な悩みを抱えておられるようでした。うち,会社の上司・同僚から嫌がらせを受けているという相談が特に印象的であり深刻でした。相談に応じた後は,相談者から「話せてよかったです」と言われ,弁護士として多少なりともお役に立てたということを実感しました。
深刻な悩みでも誰かに相談することで解決に向かうこともありますので,困ったときは周囲の人に話してみたり,職場内に相談できる窓口がない場合は私たち弁護士に相談いただけると解決の方策をアドバイスすることができます。
弁護士会としても今後も定期的に取り組んでいきますが,当事務所でも労働に関する相談は随時,お受けしておりますので,お困りの際はまずはお電話ください。

弁護士 北中 茂(本部オフィス)

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5/30粕屋町給食センター住民訴訟第2回口頭弁論期日のご報告

5月30日、福岡地方裁判所にて、粕屋町給食センター住民訴訟の第2回口頭弁論期日が開かれました。この訴訟の概要については別項で北中茂弁護士(当法人本部オフィス所属)が報告しておりますので、そちらもご覧ください。
http://www.bengoshi-honryu.com/news/news-detail.php?id=21

第2回期日には、30名を超える原告や支援者の方々が集まりました。期日に先立って、裁判所の門前にて集会を行いました。前々日に入梅したとの報道がありましたが、この日は、雨に見舞われることもなく、原告の方々が次々ハンドマイクを持ち、今回の裁判や粕屋町に対する思いを語られました。

口頭弁論期日では、北中弁護士による弁論が行なわれました。弁論では、被告の粕屋町から出された反論(大量の廃棄物が埋まっていたことは予測できなかったのであるから、増加した廃棄物処分費用は町が業者との合意に基づき負担した等)、に対して、反論として不可解であること(廃棄物処分場の跡地に大量のゴミが埋まっていることが予測しえないはずはない等)、及び粕屋町の地質調査や事業者の事前調査の内容や結果の資料等を明らかにするように求めました。

期日後は、弁護士会館に場所を移し、期日の報告集会を開催しました。弁護団からは今回の期日で何が行われたのか、及び5月15日に行った住民監査請求の内容について報告を行いました。原告代表、各原告をはじめ、この問題に関心を寄せておられる糟屋郡内の方など、今回の給食センター問題に関し、強い憤りや不満が語られました。

次回(第3回)口頭弁論期日は、8月1日13時30分から(13時より門前で集会予定)となっております。粕屋町に住んでおられる方をはじめ、興味・関心をお持ちの方はぜひお越しください!

弁護士 松嶋健一(朝倉オフィス、粕屋町給食センター住民訴訟弁護団)

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