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弁護士法人奔流

事務局研修についての報告

10月20日(月)、「HPV(子宮頸がん)ワクチン薬害九州訴訟」における最後の公開法廷となる原告本人尋問が福岡地方裁判所で行われました。事務職員研修の一環として、当法人から4名が裁判傍聴に、1名が弁護士会館で実施された法廷外企画に参加いたしました。

 

 

法廷外企画では、弁護団の先生方により、これまでの裁判の経過のご説明があり、その後、模擬尋問が行われました。

模擬尋問では、まさにその時間、法廷で証言をなさっている原告の、ワクチン接種後から続く苦しい症状、通学や将来の夢を諦めなければならなくなった状況や裁判に対する思いを聞くことができ、裁判の傍聴はできなかったものの、胸に迫るものがありました。

被害者の方々の早期救済と再発防止を願うばかりです。

(宗像オフィス 事務局T)

 

 

原告本人尋問を傍聴しました。

最初に主尋問があり、原告代理人より原告へワクチン接種前や接種後の生活状況等について質問をし、原告がそれに対して涙ながらに答えていました。

その後、反対尋問にて被告代理人が当時の生活状況や病院のカルテの内容、家庭環境、学校生活等について提出なされている証拠を挙げながら質問をしていました。

反対尋問は、原告の主尋問で語ったことを崩すために被告代理人が質問を考えてきているものであり、被告代理人は被告の利益のために活動すべき立場にあることは理解していますが、原告の心情を考えると正直なところ素直に受け取れない部分もありました。

今回の傍聴では、普段知ることのできない弁護士の事務所外での活動や裁判官書記官の役割を見ることができ、様々な立場が絡み合って一定の解決に導こうとしていること、その解決に私の普段の業務も関わっていることを実感し身の引き締まる思いがしました。また、なによりもこの裁判で一日でも早く被害者の方に寄り添った判断がなされることを願っています。

(宗像オフィス 事務局I)

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次回上映は園子温監督作品「希望の国」~かすや上映会2026②

本ブログ9/24付けでもご案内のとおり、かすや上映会については、来年(2026年)3/7を開催日として、9月以降、実行委員会により準備を進めているところですが、実行委員会で選考を進めた上で、上映作品は、「希望の国」と決まりました。

 

「これは見えない戦争なの。弾もミサイルも見えないけど、そこいらじゅう飛び交ってるの、見えない弾が!」

舞台は東日本大震災から数年後の20XX年の国内。「ずっとささやかながらも満ち足りた生活を送っていた。あの日が来るまでは」

東方沖を襲ったマグニチュード8.3の地震と、それに続く原発事故が、人々の生活をたちまち一変させる。原発から半径20キロ圏内が警戒区域に指定される中、強制的に家を追われる隣りの家族と、道路ひとつ隔てただけで避難区域外となる家族・・・。終わりなき絶望と不安の先に、果たして希望の未来はあるのだろうか? (同公式サイトより引用)

詳細は、下記公式サイトをご覧ください。

https://www.bitters.co.jp/kibounokuni/

 

現在、糟屋郡の各自治体・教育委員会をはじめ、各団体に後援等のお願いをしており、ちらし・ポスターが完成しましたら、正式にご案内差し上げますが、現時点での開催要項については、下記のとおりです。

今回も多くの方にご来場いただきたく、準備を進めておりますので、しばらくお待ちください。

<上映会概要>

日  時  2026年3月7日(土)14時上映開始(予定)

会  場  サンレイクかすや 多目的ホール

糟屋郡粕屋町駕与丁1-6-1

上映映画  「希望の国」(133分)

制作年  2012年

監  督  園子温

キャスト  夏八木勲、大谷直子、筒井真理子、でんでん 他。

配  給  ビターズ・エンド

主  催  3・11かすや上映会実行委員会

後  援  糟屋郡内各町・教育委員会(現在、申請中)

参加費  500円(予定)

 

弁護士 松嶋健一(粕屋オフィス)

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書くことから始める

近ごろ、「QOL」、「ワークライフバランス」や「朝活」のような自分の生活や時間の過ごし方に関する言葉をよく耳にするようになりました。それでも実際は何もせずゴロゴロして気づけば夕方だった…、そんな休日を過ごすことも少なくありません。今一度、自分の時間を見つめ直すため、きちんと時間を管理しようと思い、紙の手帳を使ってみることにしました。

ビジネス向けのシンプルなもの、カラフルで自由度の高いものまで、お店には様々な手帳が並んでいました。今まではスマホのカレンダー機能くらいしか使ったことが無かったので、ページをめくりながら、「自分はどんな風に時間を管理したいのか」を考えて、自己分析やウィッシュリストを書き込めるタイプのものを購入しました。

スマホに入力するのとは違い、ペンで書くことで頭の中が整理されていき、自分が将来どうなりたいか、何をしたいかが明確になりました。初めての手帳を通し、そんな自分の時間を見直すきっかけをもらえたように思えます。

本部オフィス 事務局K

 

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~解決事例のご報告~(離婚)

夫婦の離婚やそれに関連した問題について裁判外で協議を行い,双方が納得できる形で合意に至った事例です。

本件では,依頼者は,お子様の親権を取得した上で配偶者との離婚を希望されており,紛争の解決にあたっては親権者の決定や婚姻費用・養育費の金額,財産分与の内容,慰謝料金額など多岐にわたる事項につき問題になり,特に,お子様の将来を見据えた養育費の取り決めについて,慎重に協議を行う必要がありました。

当事務所が代理人として交渉を行った結果,お子様の親権者は依頼者とする内容で合意することが出来ました。また,養育費についても,それぞれの収入に応じた養育費の支払いを合意するほか,お子様が20歳時点で大学・短大・専門学校等の高等教育機関に在籍している場合は養育費の支払期間を延長する条項を設け,お子様が進学した際の経済的な保障についても確保することができました。加えて,依頼者が希望する財産について分与を受け,慰謝料の支払いについても合意ができました。

離婚を巡る紛争を含めて,当事者同士の感情的な対立が激しく紛争の解決が困難な場合は決して少なくはありませんが,本件においては双方が冷静な協議を重ねながら,お子様の利益を最優先に考えた合意を形成することができました。

離婚に関するご相談においては,もちろん法律的・専門的な知見も重要にはなりますが,それだけではなく,紛争の抜本的な解決にあたっては当事者双方の感情面にも配慮しながら協議を進めていくことが肝要になってきます。

当事務所では,出来る限り依頼者様のご希望に沿いつつも,お子様の利益を第一に考えた解決を目指しております。

もし,離婚などに関するお悩みだけでなくとも何かお困りごとを抱えておられれば,ざっくばらんにお話を聞かせて頂くだけでも構いませんので,どうぞお気軽にご相談ください。

 

宗像オフィス 弁護士 陣内 隆太

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解決事例のご紹介(労働)

会社から解雇を言い渡されたものの、事実上解雇が無効であることを前提とした解決が実現した事例ご紹介いたします。

正社員であった依頼者の方が、経営者から厳しい叱責を原因として医療機関を受診し休職を勧められたため休職をしました。すると、休職開始から1か月後に休職前の勤務態度が不良であったなどとして解雇を言い渡されたため、会社を相手方として、解雇無効を主張し、解雇言い渡し以降の未払い賃金及びパワーハラスメントを理由とした慰謝料を請求しました。

普通解雇事由がないこと、解雇に合理性相当性がないことをこれまでの業務実態等を詳細に立証するとともに、休職することがやむを得なかったことの合理的根拠を立証した結果、解雇言い渡しから解決(訴訟上の和解)までの期間における給与及び早期解決を目的とした上乗せ額を解決金とする旨の和解にて解決しました。パワーハラスメントに関しては、証拠が乏しかったため、裁判官からは慰謝料を認める旨の心証開示はありませんでしたが、早期解決を目的とした上乗せ額を解決金と認めさせたことで、事実上、解雇無効以上の解決金を得ることができました。

会社によっては、休職の期間を就業規則によって定めておりますが、その期間を経過する前に解雇を言い渡してくることもあります。休職期間中における解雇は、解雇以外の方法(配置転換など)を検討する必要があるなど裁判例上では、通常の解雇よりもハードルが高くなっています。また、労災を原因とした休職期間中においては解雇できないことが労働基準法19条に明記されています。

就業規則には、解雇事由として抽象的なことしか定めていない場合が多くありますので、解雇を言い渡された場合や解雇を口実に自主退職を求められた場合には、即決することなく、専門家へご相談いただくことをお勧めします。

 

弁護士 坂口裕亮

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妄想トラベラー

空港には、訪れた気分になれる、素敵な大看板があります。

行ったことも、見たことも無い景色の中で、満面の笑みを浮かべているのは、私??

今回も、そんな気分にさせられた、歴史的建造物が多数存在する

トルコ最大の都市イスタンブ~ル。

優雅なデザインで魅了する「ブルーモスク」、「トプカプ宮殿」、「アヤソフィア寺院」…グランバザールでのショッピングもよし。世界三大料理を食べるもよし。

構造上、同じ部屋の無い洞窟をくり抜いて造られた洞窟ホテルのある「カッパドキア」に宿泊し、日が昇るまでの薄明かりの中、ぼんやりと光りながら、ゆっくりと上がっていく気球を見ながらの朝食は如何でしょうか?

海上から楽しめるアクティビティ、「ボスポラス海峡クルーズ」は、左右どちらを見ても岸が近く、シャッターチャンスの目白押しかも…橋の下を通る瞬間は、まさに圧巻の様です。

トルコ旅行の思い出に、異国情緒あふれるベリーダンスショーも、お忘れなく!

まだまだ、これからも、身勝手な妄想の旅は続きそうです…それでは、この辺で、失礼いたします。

 

本部オフィス 事務局M

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かすや上映会2026 始動しました!

過酷とも言える夏がようやく終わり、今週に入って、朝晩、涼しい風が吹くようになりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

さて、例年3月にかすや地区(福岡県糟屋郡)において開催しております上映会について、来年(2026年)の上映会の準備を進めるため、今月から始動しました。

すでに準備会(兼第1回実行委員会)が開催され、糟屋郡内の各団体からご参加いただいています。その上で、

今回は、

2026年3月7日(土) 13時半~(開始時間は予定)

に開催することといたしました。会場は、例年どおり、サンレイクかすや(粕屋町)です。

なお、予定映画については、現在、実行委員会において選定中ですが、近日中に本ブログでもお知らせいたしますので、お楽しみください。

 

弁護士 松嶋健一(粕屋オフィス)

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韓国・釜山地方弁護士会と福岡県弁護士会との定例交流会(2025.9.12)に参加して

今年は、釜山地方弁護士会所属の弁護士35名の先生方が、福岡県弁護士会を訪問され、両会の交流会が開かれましたので、私も参加してきました。

同交流会は、なんと今年で35年目を迎えたとのことです。

毎年、一つのテーマを取り上げ、ともに討論を行いますが、今年はある弁護士会の制度設計や手続きといった内部的な仕組みをテーマとして、お互いに両会の共通点や相違点を確認することができ、大変充実した議論をすることができました。

討論のあとは懇親会が開かれ、先ほどの討論会とはまた違って、とても友好的で和やかな雰囲気でした。私も、ここ数年勉強している韓国語を生かして、つたないながらも、韓国語で普段のお互いの業務の話や、私生活や家族の話題、趣味などについても楽しく会話することができて、とても良い機会となりました。

来年の交流会は、こちらが釜山弁護士会を訪問して行われる予定です。

ぜひ参加したいと思います。

弁護士 池永真由美(本部オフィス)

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趣味の園芸?~ブルーベリー~

先日、お客様から、ご自宅で栽培されているブルーベリーを頂きました。果樹の栽培は難しい印象があり、NHKの『趣味の園芸』でも、視聴者から、「実がならない」と相談が寄せられていたのを観たりしていましたので、見事なブルーベリーを頂いて感動しました。ブルーベリーの樹は1本では実がならなくて、実をつけるには異なる品種のものを近くに植えないといけないそうです。

ジャムにでもしてみてとのことでしたので、初めてジャムを作ってみました。ネットでレシピを検索して、そのとおりにやってみましたが、砂糖とまぜてもあまり水分が出ず、灰汁がとれるような状態にもなく、色々何かレシピとは違って不安になりながらも、煮詰め続けてできたものを味見すると、とんでもなく美味しかったです。大成功でした!

ブルーベリーの花言葉は「実りある人生」「知性」「信頼」「思いやり」「好意」で、風水的には、異なる品種を近くに植えると受粉が促進されることから、家族や夫婦が共に育つ象徴とされ、家庭運があがると考えられているそうです。

【2025年10月の朝倉オフィスの出張相談のご案内】

朝倉オフィスでは、毎月筑前町コスモスプラザ(福岡県朝倉郡筑前町篠隈373番地)で無料法律相談会を実施しております。

【10月の相談会の日程】

2025年10月17日(水)13:00~16:30 (筑前町コスモスプラザ)

(定員)5名(1名30分)

相談ご希望の方は、電話予約制(申込み順に受付)となっておりますので、朝倉オフィスまでお電話下さい。

朝倉オフィス ℡0946―23―9933(平日9:30~17:00)

朝倉オフィス事務局

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新人弁護士奮闘記!~第2回~

弁護士の永田です。

今回は相談について、お話ししたいと思います。

本部オフィスには様々なご相談が寄せられます。

当法人では医療過誤や建築紛争といった専門分野のご相談もお受けしていますが、その他、あらゆる分野のご相談もお受けしています。

借金トラブル(多重債務)に関するものも非常に多く、私も入所直後から複数の借金トラブルの相談をお聞きしています。そのため、多重債務に関しましては、初回に相談者の方から何を聴取すべきなのかなど、所内で事前の聴取事項の取り決めなどもありますが、私独自でも聴取事項リストを作成して相談をお受けするように心がけています。

相談時、リストを一つ一つ確認しながらにお話をお聞きしますが、頻繁に下を向いてリストを見ながら話すという対応では、相談者の方に「こんなに頼りない弁護士に依頼していいのか」と不信感を与えてしまいかねませんので、相談者それぞれが抱える課題に向き合ってお話を聞けるよう、努めています。

債務整理に限らず、全てのご相談において、弁護士は相談者の方とのコミュニケーションを通じて、何に困っているのか、真に求めていることは何かを理解するよう努める必要があると感じています。

乗り越えるべき課題は多いですが、挫けずに今後も頑張ります。

弁護士 永田智大(本部オフィス)

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