(本ブログ6/19付けもあわせてご覧ください)
先日、NPO法人九州アドボカシーセンターによる弁護士の魅力セミナーと九州大学韓国研究センターとの共催により、金敏寛弁護士の講演に参加してきました。
金弁護士の講演の前に、北九州市折尾にある九州朝鮮中高級学校の現職の先生より、同学校や生徒たちの様子はもちろん、先生自身が同学校を卒業し、朝鮮大学校を卒業して母校で勤務されていることを踏まえ、在日コリアンとして生きてきた歩み、在日コリアンをめぐる歴史的経緯などをお話しいただきました。
続いて、金弁護士の講演では、朝鮮学校がいわゆる「高校無償化」の支援対象から除外されていることについて、各地で提起された「朝鮮学校無償化不指定処分取消等請求」訴訟の内容や経過、非情にも最高裁により上告棄却という結論に至ったことについて詳細に説明していただきました。
今回は、大学生の皆さんも複数参加されていて、高校無償化の問題という、同世代に関わる問題として、積極的に質問されていたのが印象的でした。
この最高裁の結論、つまり朝鮮学校を高校無償化の対象から外すという結論について、一番疑問なのは、朝鮮学校って何かその対象から外されるような特別な学校ですか?ということです。
勿論、日本の学校教育法の適用を受けている高校と、民族教育を行う朝鮮学校ではおのずから教育内容には違いはあるでしょう。でもそれは朝鮮学校以外の民族学校でも当たり前のことだと思います。人が、自分のルーツである民族の言葉で、教育を受け学習することは、尊重すべきことだと改めて思います。
ただ、前述の金弁護士も述べられておりましたが、長い訴訟を闘うにあたって、また訴訟が終了した後も、在日コリアンの方だけではなく、各朝鮮学校のある地域住民の方々、日本の方々からたくさんの支援が励みになったとのことでした。
今後も、微力ながら、朝鮮学校に通う生徒がいる限り、高校生と何ら変わることのない支援が当たり前に受けられる社会であるために努力したいと思います。
弁護士 池永真由美(本部オフィス)


